cartaの棚展 Kae Higuchi & kissa carta 「 asterism vol.1 – table – 」

<cartaのonline棚 公開中。コチラから>

プリント

cartaの棚展

asterism 
vol.1 – table – 
Kae Higuchi & kissa carta

carta 店舗棚 : 2020年6月11日(木)11:00 〜 6月29日(月)19:00
carta online棚 : 2020年6月11日(木)12:00 〜 6月29日(月)23:59

cartaの棚に小さな絵が並びます。
小さな星々が集まって、ひとつの星座になるように。
単語が並んではじめて意味をなすように。
個であり、繋がるものたち。

今回はサブタイトルを「table」とし
cartaで過ごす時間をイメージして描かれた9点。

それぞれの席に座るひとはそれぞれの個(星)でありながら
ひとつの空間や時間の中で手を繋ぐこともできるし
その手を取らない自由もある。
そしてまた巡りあうこともある。

本物のピースを、近くへ、遠くへ。
手紙のように届けられることを願って。

−−−−−−

「小さくても本物の絵を、手紙のようにお届け出来たら。」
喫茶cartaのお二人よりそうお声がけ頂き、この [ asterism ] の企画ができました。

今まで描いたことのない、この小さなサイズの絵たちは、
幾つかの星を繋いでひとつの星座になるような絵。
または、丸いクリスマスケーキのようなものでもあるかもしれません。
サンタの砂糖菓子がのっているピースもあれば、モミの木の飾りだったり、チョコの家だったり、
同じだけれど同じではないケーキを、囲んで分け合うイメージです。
そんな気持ちで、ひとつのテーマをもとに幾つかの小さな絵を制作いたしました。

今回は喫茶cartaで過ごす時間をテーマに「table」として9点の小品を描きました。
9つある席で、それぞれの過ごし方で。

新型コロナウイルスの影響で色々な場所に訪れることが難しい中、展示も、販売方法も
これまで通りにはいかないところがあり。
難しく困難さを感じつつ、その中でも何か楽しめる事を選んでゆけたらと思っています。


[ carta ] はポルトガル語で手紙という意味だそうです。
手紙のように、小さな絵をいくつか。
そして、その絵をポストカードにし、セットで限定販売いたします。
喫茶cartaからのお手紙、お届け出来たらと願っております。

樋口佳絵

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この春の出来事を通して
cartaが大切にしたいことは
ひと息タイムのための空間を整えておくことなのだと
あらためて実感しました。

そこにはお茶やコーヒー、甘いお菓子と
ふっとほぐれる何かがある。

その<何か>をお届けできる方法を考えて
cartaのオンラインストアを開きます。

第一回目は

小さな本物の絵。

cartaの棚展のために描いてくださった小さな、静かな絵。
樋口佳絵さんが、cartaで過ごす時間をイメージしてくださいました。

ふだん美術館やギャラリーで目にする樋口さんの大きなテンペラ画は
絵の前にしばし佇んで今うほど力があって圧倒的ですが
今回の樋口さんの絵はポストカードくらいの大きさ。
それよりも小さいものもあります。
そして絵が自立できるよう、厚みがあります。
小さくても質感や色のトーン、そこに座る子どもたちはそのまま。
サイズから伝わってくる愛おしさや、自分の好きな場所に置けるということが加わって
さらにこころに作用してきます。

画家が真面目に向き合った絵がかかっている空間は
落ち着きと閃きの両方があるように感じます。
心許ないときも、高揚しているときも
自分のそばに、本物で本当にお気に入りのpieceがあれば
いつだって自分だけが戻れる<スペース>を持てると思います。

cartaの棚に並ぶ数枚の絵が集まって、ひとつの星座を作るような
大きな一枚の絵になるような展示なので「asterism」と名付けました。

毎日を過ごす場所に、心地よい美術をお選びになりませんか。
盛岡のcartaを訪れていただいても。
オンラインからでも。

ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

今回、作品ひとつにつき、ポストカードセット(9枚入)を同封いたします。
さらに、樋口佳絵さんからの嬉しくなるおまけ、小さな版画も。
この版画は2種類ありますが、こちらで選ばせていただきます。
ご了承くださいませ。
すべてオンラインストアで閲覧可能です。

9枚の絵をポストカードにしたセット(9枚入)は限定数となります。

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新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言は解除となりましたが
cartaでは店内でお過ごしいただけるお客さまを3組までとさせていただいております。
ですので、ご予約の方を優先にお席にご案内する方法も続けています。
土日祝は短縮して18:00までの営業時間で、定休日は毎週火曜日と水曜日としております。

ご自分のための靜かな時間を過ごしたい方、いらっしゃいましたら。

ご予約はHPの「お問い合わせ」からでも、メールでも、直前のお電話でかまいません。
1名さまか2名さままで、1時間半くらいを目安にお願いしています。
現在、3名さま、4名さまはお受けしておりません。
申し訳ございません。
tegami@kissa-carta.com
0196515375

もちろんふらりとお越しいただいた場合でもお席があればご案内していますが
現在お座りになれる席数を減らしていますので、どちらにしても満席のときはご容赦願います。

抹茶以外のお飲物は全てテイクアウト出来ますのでお近くにいらした際はご利用くださいませ◎
CDやグラノーラなどのお買物だけでもどうぞ。 

 

asterism 
vol.1 – table – 
Kae Higuchi & kissa carta

<樋口佳絵プロフィール>

1975 仙台市生まれ 仙台在住 東北生活文化大学卒業
2005 宮城県芸術栓選奨新人賞受賞

<主な個展>
2002 宮城県美術館・公開制作展『作る私を描く私』(宮城・仙台)
2003 『耳を塞いでみる』ギャラリー五番街(宮城・仙台)
2004 『返事は小さな声で』ギャラリー五番街(宮城・仙台)
       『もすりん』cafeMatisse(宮城・仙台)
2005 『NE-blood vol,16 樋口佳絵展』リアスアーク美術館(宮城・気仙沼)
       『24℃』APS西村画廊(東京)
2007 『耳鳴り』APS西村画廊(東京)
2009 『エンシンリョク』APS西村画廊(東京)
2011 『針がとぶ』KIDO Pres,Inc(東京)
2012 『I’m here』ROPPONGI HILLS A/D GALLERY
       『みずたま』art room Enoma(宮城・仙台)
2013 樋口佳絵展@軽井沢現代美術館』軽井沢現代美術館(長野)’15年
2014 『katari kotori』桜華書林(長野)
2015 『ねこの月、佳日』喫茶carta(岩手・盛岡)’16年’17年’18年’19年’20年
       『ぱんぱかぱーん』TURNAROUND(宮城・仙台)  
2016 『フラフープ論』Cyg art gallery+喫茶carta(岩手・盛岡)
       『show case2016樋口佳絵展』池田満寿夫美術館ミュージアムショップ(長野)
2017 『E』日本橋高島屋6階美術画廊X(東京)
       『edibles』satelite(岡山)
2018 『ちょっとした流れ星』TURNAROUND(宮城・仙台)
2019『日々が聴こえる』Cyg art gallery+喫茶carta(岩手・盛岡)

<主なグループ展>

2004 第21回『フラフィックアートひとつぼ展』ガーディアンガーデン(東京)
        『A★MUSE★LAND★2006 SweetMemories』北海道立近代美術館(北海道)
2007 『アートみやぎ』宮城県美術館(宮城・仙台)
          『VOCA2007』上野の森美術館(東京)大原美術館賞
2013 『オオハラコンテンポラリー』大原美術館(岡山)
2014 『4人の絵画』ZEIT-FOTO SALON(東京)
2016 『ブラティスラヴァ世界絵本原画展』うらわ美術館、岩手県立美術館ほか
2018 『ターンアラウンド小品展』TURNAROUND(宮城・仙台)

<出版>
2007 『耳の器』文:渡部亨 絵:樋口佳絵
2014 『かがみのなか』文:恩田陸 絵:樋口佳絵 編:東雅夫(岩崎書店)
2017 『E エーデル版画集』詩:杉本真維子 版画:樋口佳絵(桜華書林)
       『猫自由律◎にこげの日々』出版:喫茶carta  文:加賀谷真二、加賀谷奈穂美、宮川正人、樋口佳絵

<収蔵作品>
大原美術館
ルチアーノ・ベネトンコレクション

2020.06.06|お知らせ

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