cartaの棚展 asterism vol.2 – dialogs – のお知らせ

aste02告知02

asterism 
vol.2 – dialogs – 
Kae Higuchi & Kissa carta
carta:2020年11月27日(金)11:00~12月12日(土)18:00
carta onlinestore:11月27日(金)12:00~12月12日(土)23:59
(オンラインストアでは11月23日11:00から閲覧可能です)

cartaの棚に小さな絵が並びます。
小さな星々が集まって、ひとつの星座になるように。
単語が並んではじめて意味をなすように。
個であり、繋がるものたち。

今回のサブタイトルは「dialogs」。
この春から思いも寄らない毎日を過ごして思うこと。
直ぐには会えないから届けたいなにか、伝えたいなにか。
漠然とした気持ちだけど、自分の外へささやきたいこと。
耳を澄まして受け取りたいこと。
波紋のように遠くまで伝わっていくこと、伝わってくること。
発信と受信。
直接的ではなくても、対話につながっていくのだろうと思います。

第1回目の「table」では、cartaで過ごす時間をイメージして9点が描かれました。
それぞれの席に座るひとはそれぞれの個(星)でありながら、ひとつの空間や時間の中で
手を繋ぐこともできるし、その手を取らない自由もある。そしてまた巡りあうこともある。
9点でつくられたタペストリーのようでした。

テーブルに座りひと息ついて想い巡らせた後のダイアローグ。
今回も手のひらに乗るようなサイズの本物のピースを、近くへ、遠くへ。
手紙のように届けられることを願って。

ーーー

この春からつづく思いも寄らない毎日を過ごし、起きている出来事を通して
「cartaが大切にしたいことは、ひと息タイムのための空間を整えておくこと」だと
あらためて実感したことから始まったこの展示。

ひと息タイムのための場所にはお茶やコーヒー、甘いお菓子とふっとほぐれる何かがある。
cartaにお運びいただける方には店頭で、遠くに方にはcartaのオンラインストアでその<何か>を
お届けできたらなと思います。

第2回目のasterismも樋口佳絵さんの小さな本物の絵をご紹介します。
6月に開催した時は訪れるみなさんがまずその絵のサイズに驚かれていました。
ポストカードサイズで、自立する絵を「本みたい」とおっしゃる方も。
サイズから伝わってくる愛おしさ、樋口さんのテンペラ画の質感。
自分の好きな場所に置けたりかけたりすることができますので、日々近くで味わうことができます。

画家が真面目に向き合った絵がかかっている空間は
落ち着きと閃きの両方があるように感じます。
心許ないときも、高揚しているときも
自分のそばに、本物で本当にお気に入りのpieceがあれば
いつだって自分だけが戻れる<スペース>を持てると思います。

cartaの棚に並ぶ数枚の絵が集まって、ひとつの星座を作るような
大きな一枚の絵になるような展示なので「asterism」と名付けました。

毎日を過ごす場所に、心地よい美術をお選びになりませんか。
盛岡のcartaを訪れていただいても。
オンラインからでも。

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連日、新型コロナウイルス感染症のニュースで街がざわざわしています。
当面の間はゆとりを持って。

cartaでは感染症対策としまして
現在1組2名さままで、1時間半までの滞在でお願いしております。
平日は19時まで。土日祝は18時まで。
定休日は火曜日と水曜日にしています。

もちろんふらりとお越しいただいても、お電話でお席のご予約をいただいても。
店内にご案内するのは3組までにしておりますので、満席のときはご容赦くださいますよう
どうぞよろしくお願いいたします。

展示のみをご覧いただくだけでも構いませんが
店内にお入りいただけるお客さまを限らせていただく場合もございます。
ご了承くださいませ。

お飲物のテイクアウトやCDなどのお買物などでもご利用くださいませ。
これからの季節に聴きたくなるような音楽が揃っています。

店を開けていながらお願いごとが多くなりますが、お客さまのお気遣いにも感謝しております。
ありがとうございます。

お互いに気持ちを寄せて、あたたかく過ごしていけたらと思います。

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<樋口佳絵プロフィール>

1975 仙台市生まれ 仙台在住 東北生活文化大学卒業
2005 宮城県芸術栓選奨新人賞受賞

<主な個展>
2002 宮城県美術館・公開制作展『作る私を描く私』(宮城・仙台)
2003 『耳を塞いでみる』ギャラリー五番街(宮城・仙台)
2004 『返事は小さな声で』ギャラリー五番街(宮城・仙台)
       『もすりん』cafeMatisse(宮城・仙台)
2005 『NE-blood vol,16 樋口佳絵展』リアスアーク美術館(宮城・気仙沼)
       『24℃』APS西村画廊(東京)
2007 『耳鳴り』APS西村画廊(東京)
2009 『エンシンリョク』APS西村画廊(東京)
2011 『針がとぶ』KIDO Pres,Inc(東京)
2012 『I’m here』ROPPONGI HILLS A/D GALLERY
       『みずたま』art room Enoma(宮城・仙台)
2013 樋口佳絵展@軽井沢現代美術館』軽井沢現代美術館(長野)’15年
2014 『katari kotori』桜華書林(長野)
2015 『ねこの月、佳日』喫茶carta(岩手・盛岡)’16年’17年’18年’19年’20年
       『ぱんぱかぱーん』TURNAROUND(宮城・仙台)  
2016 『フラフープ論』Cyg art gallery+喫茶carta(岩手・盛岡)
       『show case2016樋口佳絵展』池田満寿夫美術館ミュージアムショップ(長野)
2017 『E』日本橋高島屋6階美術画廊X(東京)
       『edibles』satelite(岡山)
2018 『ちょっとした流れ星』TURNAROUND(宮城・仙台)
2019『日々が聴こえる』Cyg art gallery+喫茶carta(岩手・盛岡)

<主なグループ展>

2004 第21回『フラフィックアートひとつぼ展』ガーディアンガーデン(東京)
        『A★MUSE★LAND★2006 SweetMemories』北海道立近代美術館(北海道)
2007 『アートみやぎ』宮城県美術館(宮城・仙台)
          『VOCA2007』上野の森美術館(東京)大原美術館賞
2013 『オオハラコンテンポラリー』大原美術館(岡山)
2014 『4人の絵画』ZEIT-FOTO SALON(東京)
2016 『ブラティスラヴァ世界絵本原画展』うらわ美術館、岩手県立美術館ほか
2018 『ターンアラウンド小品展』TURNAROUND(宮城・仙台)

<出版>
2007 『耳の器』文:渡部亨 絵:樋口佳絵
2014 『かがみのなか』文:恩田陸 絵:樋口佳絵 編:東雅夫(岩崎書店)
2017 『E エーデル版画集』詩:杉本真維子 版画:樋口佳絵(桜華書林)
       『猫自由律◎にこげの日々』出版:喫茶carta  文:加賀谷真二、加賀谷奈穂美、宮川正人、樋口佳絵

<収蔵作品>
大原美術館
ルチアーノ・ベネトンコレクション

2020.11.19|お知らせ

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