end of the summer

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遠くに住む人が
会いに来てくれる。

店の扉が開いて
そこに会いたい人が立っていたら
そりゃあ、嬉しいのです。

全然違う仕事や
全然違う毎日を過ごしている
その人と居酒屋のカウンターで
生ビールで乾杯して
最近感じたことを
聞いたり、話したりしてると
じーんと胸のあたりが温かくなる。
(お酒のせいかもしれないけど)

住む場所も違い
毎日の活動も違う
それなのに
心の中では同じ経験をしている
それを
ふとした会話の中で知ることが
とても勇気になる。

ギターを弾いていても
絵を描いていても
歌を歌っていても
銅鑼をさすっていても
鍵盤を弾いていても
洋服を作っていても
パンをこねていても
お茶を淹れていても

人間側にはどうしようもない
これ以上急ぎようがない
ある決められた速度に
従うしかないことや

声に出せないような
ギリギリの気持ちだけが
前に進む覚悟になるってことや

シューマン共振に彩られた
シンクロナイゼーションの世界で
びっくりするくらい
みんな正直で真っ直ぐ
生きている。

 

2017.09.14|日々の手紙

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