cartaの棚展 asterism vol.3「黎明の鳥」

cartaへご来店いただくみなさまへ(ご一読くださいませ)


asterism vol.3
ー 黎明の鳥 ー
クロヌマタカトシ

2021年7月9日(金) – 25日(日)
(7月9日作家在廊予定)
 11:00 – 19:00 /土日祝 – 18:00
(7月17日のみ 4:21 – 19:01) 
火・水 曜 休 

鳥の囀りが名もなき星になろうと
空の波打ち際へと消える黄昏時に
それを見送るヒグラシ
木立ちの影から鎮魂歌を
静かに奏ではじめる

夏のいい日に    

皆川明


asterism
小さな星々が集まって、ひとつの星座になるように。
単語が並んではじめて意味をなすように。
個であり、繋がるものたち。

3回目の今回は彫刻家のクロヌマタカトシさんの作品が
星々のようにちりばめられます。
タイトルは「黎明の鳥」。


黎明の鳥

宇宙の始まりを知る者はいるのか
人間の始まりを知る者はいるのか
記憶の始まりを知る者はいるのか
私の始まりを知る者はいるのか


東の空が焼けて
新たな世界が生まれるとき
鳥達はすでに鳴いている

僕はひとり立ち尽す

クロヌマタカトシ


2016年クロヌマタカトシ「北への手紙」以来
cartaでは5年ぶりとなる展示開催に際し
作家と親交のある皆川明さんから
始まりの言葉を寄せていただきました。

写真の作品はセグロセキレイがモデル
偶然ですがセキレイは盛岡市の鳥としても親しまれています。
本展示では作家が身近で観察し続けた鳥の作品が中心となります。

遠くに出かけることが少なくなって
身近なものに目を向ける
見つめて、無意識に思索する
心は生命や宇宙の成り立ちに向かう
いま、誰もがそのような
時間を持つ機会がふえているのではないでしょうか。
新月から満月へ満ちていく月の流れに沿った
開催期間とさせていただきました。
それぞれのよいタイミングに
お立ち寄りいただけたら嬉しいです。


本展示を企画するにあたり作家とのやりとりの中で
 夜明け前
 一日の始まりに
 木々の力を借りて
 実体化した鳥は
 夜の訪れとともに
 星空に帰っていく
というイメージを共有しました。
そこで、上弦の月の7月17日土曜日
1日だけ日の出(4:21)から日の入り(19:01)までの
営業時間にしてみようと思います。
早朝の展示空間を体感したい方はぜひ。

・7月9日金曜日、クロヌマタカトシさん在廊予定
・店内が混み合っている時は入店をお待ちいただく場合もございます。
・お席のご予約も承っております。一組2名さままで、滞在時間は1時間までとさせていただきます。
 満席の際はご容赦くださいますよう、よろしくお願いいたします。
・クレジットカードご利用いただけます。
・作品のお渡しは全て会期終了後となります。
以上につきまして、あわせてご了承くださいますようお願いいたします。

2021.07.07|お知らせ

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