10年使ったもの展

10月、棚展のお知らせです。

10thgoods

cartaの10周年を記念して「10年使ったもの展」を開催いたします。
10年のあいだ、毎日毎日使っているもの。
cartaの「丸パンのサンドイッチとスープ」というメニューは
辻和美さんのガラスの器、うるしのお椀、アンティークの白い皿で成り立っています。
毎日見ても使っても、新しい景色、新しいバランスをもたらしてくれる器たち。
そして10年間いつもそばにあったコーヒー、23と37。
あらためて、みなさまにご紹介したくなりました。
ご自宅でもお使いになってみませんか。

硝子:辻和美
お椀:田代淳
白い平皿:アンティーク
コーヒー豆:カフェ・デ・ジターヌ

2016年10月20日(木)から11月15日(火)
11:00~20:00 水曜休
喫茶carta
岩手県盛岡市内丸16−16(県民会館裏手)
019−651−5375
kissa-carta.com
tegami@kissa-carta.com

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足を運んでくださるみなさまのおかげでcartaは9月に10周年を迎えました。
同時に、毎日毎日ここで使ってきたものたちのおかげでもあるなあとも思います。
辻和美さんのガラスの器。
うるしのお椀。
アンティークの白い皿。
カフェ・デ・ジターヌ焙煎のcartaのオリジナルブレンド豆。
この他にもコーヒーカップやティーカップ、椅子やお盆、鉄びん、茶筒などなど
店内にあるものはほぼ10年使ってきているもなのですが、もともと販売されていなかったり
廃盤になっていたりするものも多く、今回はこの四っつをご紹介、販売させていただくことに決めました。

辻さんのガラスの器、うるしのお椀、アンティークの白い皿の3種で「丸パンのサンドイッチとスープ」というメニューが成り立っています。

辻和美さんのガラスの器。
丸パンのサンドイッチの傍の、人参のサラダの器として毎日毎日使っています。
サラダだけでなく、飲み物やグラノーラやアイスクリームなどにも。大活躍の器です。
家ではヨーグルトや、おぼろ豆腐を取り分ける時も。氷を一つ入れて梅酒を飲んだり、普通にコップのように使ったりもします。
辻さんのガラスの器は、日々に新しいバランスを連れて来てくれると私は思います。
その器が一つ加わると、昨日まで知らなかった新しい風景になり、それが少しずつ馴染んでいくのがたまらなく楽しいなと思っています。
また別の器が入るとまた新しいバランスが日常に生まれます。そのバランスが好きになって、また別のバランスを試したくなったり。
辻さんの器には、自分の見ている世界を拡げてくれるような楽しさと美しさがあるなあと思っています。
今回は辻さんのガラスウエア工房であるfactory zoomerより、cartaで使っている器の大きさに絞って、幾つかの模様のものを届けてくださいます。

うるしのお椀。
cartaではスープ用にうるしのお椀を使っています。
オープンする時に、光原社さんで浄法寺や会津のお椀を求めました。
もちろんそれらも現役ですが、3年ほど前からは、盛岡在住の塗師、うるしぬりたしろ
田代淳さんのお椀「てはじめ椀」の出番が多くなっています。
この田代さんのお椀は「てくり」で発行されたてくり別冊「いわてのうるし」という本の中での
「はじめてのお椀プロジェクト」から生まれたてくりオリジナルの「まるんといわて椀」をもとに、初めてうるしのお椀を使う方がもう少し手に取りやすい価格のものを、と考えられたお椀です。
上塗りに岩手の浄法寺漆が使われています。
今年の初めにもてくりと一緒に「てはじめ椀」でおしるこを、というイベントでcartaでご紹介させていただきましたが、再び。
このお椀、実際に口をつけていただくとわかるのですが、薄すぎず厚すぎずちょうどよく、手に持った時も安心感があります。
そして田代さんがデザインしたお椀そのものの形が、何よりも私たちの今の生活に馴染みます。
スープでもポトフでも、豚汁でも芋の子汁でもお汁粉でも、少なめのうどんや雑炊でも。
ご飯をよそっても格別です。

白いアンティークの皿。
店で使っているものはだいたい1900年から1920年くらいまでのフランスの陶器です。1800年代後半の軟質陶器のものも使っています、そう考えると100年以上現役。頭が下がります。
もうそこに在るだけでもいいのに、質感も大きさもとても気に入っていて、サンドイッチだけでなくケーキの時もあれば、家に来客の時は店から持ち帰って銘々皿として使ったりと、本当にいろんな場面で使うことのできるものです。
貫入やキズも愛おしく、大事に思いながらたくさん使っています。
この皿にどんな手持ちの器を合わせようか、どんなカトラリーを合わせようかどんなクロスを合わせようか、そんな楽しみも増えてきます。
同じようなものを探そうにもどんどん出会いがなくなってきています。
ありがたいことに、今回は高知のruskさん、仙台の紫山さんにご協力いただきました。
盛岡ではなかなか好みの感じのものを見る機会がないので、このタイミングは私たちもとても楽しみです。

そしていつものcartaのコーヒー。
美しいコーヒー豆を届けてくださっている青森市のカフェ・デ・ジターヌさんより23(フミ)と37(ミナ)を。
酸味と苦味のバランスの良いさっぱりとした23と、23よりは少し苦目で甘い香りも含まれた37と。
毎日のコーヒーとして美味しいのがいいな、と思ってcartaをオープンするときに相談して出来たcartaのオリジナルのブレンドです。
イベントなどで単発でブレンドをお願いするときも、いつもわたしたちの希望を上回るブレンドを届けてくださったり、折に触れアドバイスもいただいたり。
とにかく10年間変わらずに美味しく美しい豆を届けてくださっていること。このことが一番すごいことのような気がします。頼りになるジターヌの皆さん。心から感謝しています。

今回ご紹介させていただくものはみな、毎日いつもあるのに、そのいつもある毎日に新しいバランスやちょっとした変化をもたらしてくれるものだなあと思っています。

ぜひみなさまのご自宅でもお使いになってみていただきたいな、とご用意しました。
みなさまのお越しをお待ちしております。

 

2016.10.14|お知らせ

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