cartaの棚展

10年使ったもの展、11/15まで開催中です。
2006年に店をオープンしてから毎日10年使い続けて、改めていいなあと思ったものを棚展でご紹介、販売しています。

会期途中に新しく入荷したものがあります。
MARGARET HOWELL HOUSEHOLD GOODSより、フィンランドバーチのトレイです。
イギリス製。

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写真の手前の2枚はcartaで10年使ったトレイ。
奥が新品のトレイです。

いくつかの嬉しい奇跡(私たちにとって)が積み重なってcartaに入荷してきたこのトレイ。
縁の立ち上がっているところの積層や、シンプルな丸い形が美しいです。
10年の間、店だけでなく、出張喫茶でもいろんな場所へ一緒に出かけました。
ツヤも出てきて触り心地もしっとりとしてきています。
実際に新しいトレイと比べてみたい方は遠慮なくお声がけくださいませ。

このトレイが入荷すると決まった時に、たまたま菜園の家具屋、Holzの平山さんが来店中でした。
10年前オープンしたその日にこのトレイに反応してくれたのも、今回のラッキーの最初の入り口を運んできてくれたのも平山さん。
「cartaの10年間の道具の中では、このトレイがザ・cartaだと思う」と言ってくれたのもとても嬉しかったです。

cartaでは時々このように棚展を開きますが、一つ大きな特徴をお伝えするとしたら
ご自分のタイミングでご来店なさって、たまたまやっている棚展をご覧になり
「あ、これいいな」と気に入ってくださったものを買って帰られる、という方が多いかもしれないということです。
もちろん、告知をしてからとても楽しみにしてくださってご来店なさるお客さまもたくさんいらっしゃいます。
でもなんといいますか、楽しみにしてくださっているお客さまも決して慌てず騒がず、なタイミングなのです。
出会う方はちゃんと出会ってるという印象があります。
このことは私たちにとってもとても嬉しくて心強く、よかったなあと思うことが多いです。
喫茶店での展示ということもあるのでしょうか。
ゆっくり見て、お茶を飲んで、またゆっくり見て。
棚は小さいですので、お客さま同士が重ならないように気を配っていただいているのも伝わってきます。
本当にありがたいことです。

cartaの棚展は店内にある小さな木の三段の棚を使って開催する展示。
とてもささやかな規模の展示ですが、小さな棚にはその物が持つ美しさや楽しさがぎゅっと詰まっています。
10年使ってみて、そして、この棚展が開かれるまでのいろんな出会いや偶然を振り返って嬉しいな、ありがたいな、と思う毎日です。

どうぞお茶を飲みながらゆっくりとお楽しみいただけたら。

12月も棚展の開催を予定しています。
次回は安西大樹さんのトルソー展です。

2016.10.30|日々の手紙

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