7月21日は優河さん・千葉広樹さんライブへ！
先週の金曜日、13日は月に一度の「carta温泉」放送がありました。
（ラヂオもりおか76/9MHz「ゆふあCOZY」という夕方の番組内のコーナーです。17:30から）
この日はちょうど21日に優河さんライブにご出演される千葉広樹さんが、スガダイロートリオツアーで来盛中！
とのことでcarta温泉に立ち寄り湯を。
お湯につかりながらのお話を少し、お伝えしたいと思います。
千葉さんは盛岡のご出身で、ヴァイオリンから音楽を始められ大学在学時に「ギターを弾いてみたいなあ」と
ギターを弾き始めた矢先に「千葉さんベース弾けそう」とバンドに誘われ、そこで初めてベースを弾くことに。
その後ジャズのベーシストに師事し、現在はベースのみならずモジュラーシンセやエレクトロニクスを駆使した音楽活動を。
クラッシックとジャズの素養を持っているって無敵ではないですか。しかも電子音楽までも。
もう本当に様々な方面から引っ張りだこの千葉さん。
蓮沼執太フィルではヴァイオリンを。古川麦さんとも一緒に演奏をされています。
優河さんとは付き合いは長く、2015年の彼女のファーストアルバム「Tabiji」のベースを弾いているのも千葉さんだったのです。
印象的だったエピソードとしては、優河さんを初めて紹介された次の日にも偶然ばったり街で会ったのだとか。
そういう出来事はお互いに何か縁のようなものを感じさせたのでしょう、そこからいろんなシーンで時間を共にすることが増えたと聞きました。
優河さんが26歳になってすぐの今春に発売になった新しいアルバム「魔法」では
千葉さんは共同制作者として演奏、アレンジ、メンバーの選出、そして笑いながら「車の運転もしました」と。
「彼女の心の中にあるもの、表現してみたいことをどうやったら実現できるかを純粋にチャレンジしてみた」
「彼女の意思を大事にイチから二人で。偏らないように、いや偏ってもいいんだけどバランスを取る係を」と
一番近くで見ていた千葉さんはおっしゃいます。
録音は5月に「みどり」で来盛、ライブをしてくださった田辺玄さんのスタジオでされたのですが
その時のことを田辺さんも「ふたりともほんとに真正面に取り組んでいたなあ、時々頭からケムリを出しながら」と。
優河さんは長きを共にした18歳の猫との別れがあって、そのことはとても大きな出来事だったと言います。
「魔法」には別れを思うような歌があります。
「誰かや何かを無くした傷はきっとずっと癒えないけれど、その傷が愛しくなる時が必ず来る」と
優河さんはインスタグラムにて伝えてくれています。
https://www.instagram.com/p/BlR586RATA-/?utm_source=ig_web_copy_link
日々暮らしていると突然訪れる別れや悲しいこと。
心の奥底に沈んでいるその表現し難い気持ちや自分にだけ見えている情景を、優河さんと千葉さんは一緒に手繰り寄せて音楽を作ったのだろうなと思います。
「魔法」の中にある「魔法」という曲について。
方向性だけざっくり決めてテイクを重ねた5テイク目、その録音はどこか「神がかっていた」そう。
この曲を録り終えた時に優河さんも千葉さんも「タイトルは魔法しかないね」と同時に口にしたと話してくれました。示し合わせたわけではなく。
「自分がやりたいと思えることをどれだけ追求できるか。試したというかチャレンジしたというか」。
その結果が「魔法」にたどり着いたのかと思うと、優河さん、千葉さんは素晴らしいお仕事をされたのではないかなと思います。
「デュオはたまにやっているけど、デュオで演奏するリリースライブは盛岡だけなんです」
とのことですので、ぜひ盛岡のみなさま、岩手の皆様、東北のみなさま、聴いたほうがいいですよ！とお誘いさせてくださいませ。
優河さんのうたう歌はどのジャンルにも括られることのないもの。
吹いてくる新しい風、生まれ続けどこまでも拡がる波のような中に居る音楽家たちの力が集まって出来た音楽だなあとわたしは思います。
26歳の優河さん。
同じ年頃のみなさんにも聴いてもらいたいし、すっかり音楽を聴かなくなった方々にも聴いてもらいたいし
人の声の持つ凄さを味わいたい人にも聴いてもらいたいなと思っています。
優河「魔法」リリースライブ
盛岡公演
7月21日土曜日 岩手県公会堂21号室にて
19:00開場 19:30開演
3,000円+1ドリンクオーダー
（当日3,500円）
お席はまだご用意できます。
ご予約お問い合わせはcartaまでお願いいたします。
019−651−5375
tegami@kissa-carta.com
なお、7/21土曜日はcartaの営業は休みです。
ご了承くださいますようお願いいたします。
2018.07.19｜お知らせ
喫茶carta
© 2015 kissa carta