迷プレイヤー

「なおす」を選ぶ、といえば。

10年前、cartaをオープンする時に
音楽はLINN CLASSIK MUSICをCDプレイヤー兼として使うことを選びました。
おおよそ7年間、メーカーの方から「あたりですね」と言われるぐらいに長持ちしたのですが
やはり機器は消耗品、CDプレイヤーとしては限界を迎えて、ふと見渡してみると
「あら、CDプレイヤーって販売してないんだ」
という状態になっていて。

困ったな、というような内容を郡山のT治先輩にお話ししたりして
様々な世代のiPod(A木さんありがとう!)を駆使してなんとかやりくりしていたある日。
宅急便でKodak製のポータブルCDプレイヤー(新古品!)が送られてきて
わあ!と送り主を見るとT治先輩(ありがとうございます!!)。
泣ける!と思いつつ、ありがたく使わせていただいておおそよ2年。
いよいよこのポータブルプレイヤーにも限界が。
ちょうどその頃、あるメーカーからコンパクトでシンプルなプレイヤーが発売されると知り
2015年7月からそのプレイヤーを使い始めたのですが……
これが笑っちゃうくらいにHA・ZU・RE!

今日で使用期間が13ヶ月。
一日に使っている時間は4時間くらいでしょうか。
その間に3ヶ月に1枚の割合でCDをゴクリと飲み込んで、よほど気に入ったのか
CDをお腹に入れたまま返してくれないというありさま。
その度にメーカーさんに送って、開腹手術、満面の笑みで「治ったぜ」顔で返ってくるという。
13ヶ月の間に修理で4ヶ月は留守にしてるから実質働いている期間は9ヶ月くらいだぞ、おまえ。

さて、このコが気に入って返してくれなかったCDをここでご紹介しておきます。
1枚目:山下達郎「FOR YOU」
2枚目:イェラン・セルシェル「(11弦ギターの)バッハのギター作品集」
3枚目:おおはた雄一「ボブディランを訳して歌う」
4枚目:優河「Tabiji」

なんかcarta的には納得のラインナップなのでした。

余談ですが自宅のCDプレイヤーはBOSEの一体型プレイヤー。
こちらは20年使っていましたが、只今疲労につきお休み中。全く声を聞かせてはくれません。
先日なおせる人を探し当てたので修理をお願いしようと思っているところです。
これを読んでいるみなさまの中には「まだCDプレイヤーが必要なの?」と
お思いになってる方もいらっしゃるのでしょうか。
レコードプレイヤーは持っていませんが、やはり盤を選んで乗せる、という行為は
音楽を聴くということにまだまだ欠かせないなあという気持ちです。
そして置いておきたい、と思うような形のものがないため、なおして使う、ことになっております。

2016.09.05|日々の手紙

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