フラフープ論

ただ今、Cygとcartaで開催中の樋口佳絵さんの絵画や版画、ドローイングなどの展覧会
「フラフープ論」は8/21までとなっております。
もう一度見たい、まだ見てなかった、の方々はぜひお運びいただきたいと思います。

ここ数年、2月は「ねこの月」ということで、cartaは樋口さんのねこにまつわる作品展を
開催してきました。
cartaで見ることのできる樋口さんの作品ももちろん素晴らしいのですが
(しかも題材は猫ですしね)
今回は大きな空間のCygで、そして盛岡で初めての大規模な展覧会、樋口さんの歩んでいる世界を
真正面に見られるということもあり、私たちもとても楽しみにしていました。
また、Cygでの展示だけではなく、cartaも第二展示室ということで関わらせていただき
本当に嬉しい夏になっています。
樋口さんの「フラフープ論」にちなんだスペシャルデザートの「ふらふーぷゼリー」も
ご好評いただいております。ありがとうございます。

cartaでは小さな木彫作品や、ドローイング、樋口さんの魅力が発揮されるテンペラ画の小品を
展示しています。
でも
小さなものだけではありません。
cartaの壁に「!!」と見つめてしまう木彫作品「浮き足」がかけられていて
訪れるお客さまの目を釘付けにしています。

喫茶店での展示のいいところは、その時々の空の色や明るさや暗さ、コーヒーの香りなど
すべて一緒になって味わえること。
そして、お茶を飲みながら、本を読みながら作品を眺めることで、その作品が少しだけ
自分の生活の中に寄ってきてくれることかなと思います。
家の中に作品があったら、という想像もできますし。
その体験、体感した時間が積み重なっていくと、生活の中に何かしらいい影響が
生まれるのではないかなあと思っています。

わたしは樋口さんの絵を見たときに自分に生まれる感情や、身体の感覚がどんな風になるのかも
楽しみにしています。

「ぐるぐると繰り返す当たり前の日常の中に現れる小さな歪みや違和感。
安定感を失いながらも回り回し続けるフラフープ」

みなさまもどうぞお確かめくださいませ。

ukiashi

2016.08.15|日々の手紙

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