樋口佳絵、フラフープ論、開催中

7/16から始まっております、樋口佳絵フラフープ論」。

hulahula

初日から三日間は連休ということもあり(いえ、多分それだけではありません)
各地から樋口さんの作品を見にいらっしゃるお客さまが続きました。
長きにわたって樋口さんの作品を見続けているファンの方々がたくさんいらっしゃることは知っていましたが
そのことを改めて実感した展覧会のはじまりでした。

cartaでの展示は、5月に開催したクロヌマタカトシさんの展示同様、喫茶店という場所にあることで
絵や木彫作品が自分の生活の中にあることを想像することができるのでは、と思っています。
絵や木彫作品は明らかに空間(自分の暮らす部屋ももちろん)になにか作用をしています。
その空間に身を置くことでもしかしたら自分に影響をもたらすかもしれないし
ものや空間の見方にもなにか変化が起きるかもしれない。

Cygのような空間で絵を見るということができるのもとても素晴らしいこと。
樋口さんの作品を今回のように違う場所で体験できること、本当におすすめします。

Cygで作品を見た後で徒歩40秒でcartaに来てくださって、この展示のためのスペシャルデザートのゼリーを
お茶と一緒に楽しんで行かれる方も多くて嬉しい日々です。
ゼリーの仕上げのフルーツソースは「四季のひとさじ」にお願いして、コーヒーゼリーに合うような
特別なフルーツソースを作っていただいています。
その時々にあるフルーツを使用しているので、展示が始まってスペシャルデザートをお出ししてから
すでに2種類めのソースとなっています。
最初はブランデー香るさくらんぼとラズベリー。
今お出ししているのは、ベリーベリーベリー ジンふわり。
苺とラズベリーとブルーベリーの3種のベリーのソースです。
また違うソースがやってくることも今回のお楽しみ。
樋口さんからも「ベリーの種が私の作品の中のこどもたちの舌や肌の感じにも通じたり、かわいいだけじゃないっていうことがいろいろあって嬉しい!」と言っていただきました。
Cygの清水さんは「一口食べて器の中にあったバランスが変わると、器の中でゼリーが回る!フラフープ!」と。
こんな風にコラボレーションがうまく行った時は本当に嬉しく、四季のひとさじの玲奈さんからは
「ハイタッチしたい気分!」と。
ほんとうに。

ところで
今回の樋口さんの展示で、cartaでは生駒祐子さん(mama!milk)の作った「フラジャイル室内楽団のための組曲」を
よくかけています。
なんとなくこの一枚が今回の展示に合っているような気がして。
そうしたら先日、樋口さんが在廊されている時に
「あ、私もこのCD持っています。そして今回『地平線は丸みを帯びている』(Cygに展示しています)を
描く時によくきいていました!」と。
お互いにニヤリとした瞬間。
お客さまの中にも「ぴったりだなあと思って」とCDを購入してくださった方もいらっしゃいました。
こんな風に見ている空間と作品と耳にふと入ってくる音楽と、自分の気持ちが交わる時もいいですよね。
そういうことをただただ、ぽん、と置いていたいのかな。

樋口佳絵「フラフープ論」は8/21までの開催です。

なお8/7(日)と8/8(月)は、cartaは展示のみ(喫茶営業はお休み)となります。
この二日間におきましても、cartaに展示されている作品の購入は可能です。
Cygでのお手続きとなります。グッズに関しましても、Cygでお求めになれます。
期間中に大変申し訳ございません。
ご了承くださいますようお願いいたします。

2016.07.22|日々の手紙

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